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ねおゆうきの日々のメモ

ヒーリング系ミュージアム

大統領選までいよいよ1ヶ月を切ったアメリカ。今週は、もっぱら先週暴露されたトランプの猥談ビデオと、日曜日に行われた第2回目のディベートの話題で持ちきりでした。

娘の記念すべき初投票が大統領選となるので、ディベートちゃんと見ておきなさい、と言ったものの、あのディベートは、はっきり言ってデベートと呼ぶに値しない、というのが私の単純な感想。市民が聞きたいのはあんな悪口の応酬じゃないでしょ。トランプの女性蔑視発言、そして相手を誹謗し、おとしめることで自分の立場を上げようとする態度は、あの場に立つ人のものじゃない。本当に呆れるわ。ほとんどエンターテイメントとして視聴しておりました。

さて、そんなざわざわしたティベート明けの月曜日、コロンバスデーでお休みだったので、久しぶりにメトロポリタンミュージアムの分館、クロイスターズに行ってきました。中世期ヨーロッパの大修道院の建築様式を模してデザインされているそうです。

回廊(クロイスター)がここの特徴。この空気感に癒される。

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小さな中庭には、可憐な花がいっぱい咲いていて素敵なんです。

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私にとって、その空間にいるだけで癒されるミュージアムっていくつかあるけど、そのうちの一つ。あとは、Isamu NoguchiとかDia Beaconとか、大好きです。ヒーリング系ミュージアムと呼びたくなる。

世間もざわざわしている昨今だけど、時には喧騒から離れて、ネットを絶って、こんな場所に来てみると、自分の心もざわざわしていたことに気づく。スーッと心を静めながら、短くていいから質の高い時間を意識的に持つこと、大事だなと思いました。

 

逆転する分離不安 (separation anxiety)

先日の投稿(『娘の巣立ち・子離れの術」)をFacebookでシェアしたところ、同世代のお母様方からから、たくさんの共感コメントをいただきました。ありがとうございます!
Separation anxiety (分離不安)って、幼い子供が母親から離されるときに泣いて嫌がる子供特有のものかと思っていましたが、子供が成長して巣立っていくときは、今度は母親が泣くものなんですね(笑)。そこにはもちろん、不安以外の感情もいっぱい混ざっていますが。

投稿を読んでくれた友達が、こちら⬇️ のイラストを送ってくれました。あはは!受けた!

 

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アメリカの大学は、入学1年目は入寮を規則化しているところが多いし、そうでなくても、この巨大な大陸ですから、自宅から通える大学に入る方が珍しい。高校卒業=家を出る、のが一般的なので、このイラストは、これから大学生になる子供を持つ母親の心境を象徴しているんでしょうね。

冗談でなく、サイコロジストの友人が言ってましたが、この時季になると、separation anxietyで彼女のセラピーを受けに来る母親って増えるんだそうです。子供を支えているつもりが、いつの間にか支えられている。それはきっと母親なら誰しもそうだと思うけれど、無意識のうちに過度に依存しちゃってるっていうケース、少なくないようです。

娘を大学に送り出して、子育ても一区切り。でも、母娘の関係はこれからも続きます。
娘が大人になるにつれ、この関係性がどんな風に変わっていくのか。これからは、それを楽しみにしたいと思います。

 

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娘の巣立ち・子離れの術

久しぶりに戻ってきました。
色々あって、暫しこのブログから遠ざかっていましたが...。

色々の中には、娘の大学受験もありまして。大学受験が一大事なのは、この国、アメリカでも同じ。もちろん本人が一番大変なんだけど、娘は日米両方の大学を選択肢に入れていたので、私にとっては殆ど様子のわからないアメリカの大学受験というものを母親の立場で経験したわけです。進学先を、最終的にワシントンDCの某大学に決めた娘を夏の終わりに送り出し、やっと落ち着いてきたところ。

子育てって、何年やっていても常に未知との遭遇。18歳になる娘がいるとベテランママのように言われることもあるけれど、ひたすら手探りと試行錯誤の連続で今に至り。

今回の受験に関しても、ワケのわからないまま何とか通過しましたが、日米の教育システムの違いや娘の将来のことなど、様々なことを考えたり学んだりした1年でした。受験ネタは、ここに書き出したらきっと止まらなくなるらい色々あるけれど、今日はそっちの話ではなく、子供の巣立ちを初めて経験した私が何より我ながら驚いた、子供を送り出すときの母親の心模様について、語ってみようと思いまする。

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先日、娘の幼稚園時代から親しくさせていただいているママ友で、現在ボストン在住のY子さんとNYで再会しました。お互いに娘を大学に送り出したところで、子育ても一区切り。まだお互いにもう一人下に控えているけれど、とりあえず18年間がんばった私たちにご褒美!ということで、バカラホテルのGrand Salonでランチしました。キラキラと眩い非日常的な空間で、語り合ったあっという間の3時間。

その時、Y子さんにも話したのですが、実は私、娘がDCに引っ越す数週間前から、彼女の巣立ちを嬉しく思う反面、「もう一つ屋根の下で暮らすこともなくなるかも」と思うとひどくエモーショナルになっていて、あんなに「早く育て、楽になれ」と願っていたのに、いざその時が近づくと、ご飯を作りながら泣いているという、あまりに想定外の自分に驚く日々を過ごしていたのです。そんなこと話をしたら、Y子さんも同じような心境でいたことを知り、ちょっとホッとしたのでした。

同じ状況のアメリカ人のママ友も、夏休み中に買い物先でたまたま会った時、開口一番、"My first baby is leaving soon!  I'm almost crying..." と言ってましたから、どうやら子供を送り出す母親は、皆そんな風になるのかも。

先はまだ長いと思っていた子育ての道のりが、実はそうじゃないと認識したのは昨春、娘がアメリカの大学に進学すると決めた時。娘と一緒に過ごせるのもあと4ヶ月しかないと知ると、寂しさの前にまず焦りが到来。下の息子と違って彼女は本当に手の掛からない子だったから、正直、放っておいてもしっかり賢く育ってくれた。それを良いことに、私の子育てはちょっと雑すぎたのではないか?料理も家事もちっとも教えてないのに、このまま巣立って大丈夫なのか?あんなこともこんなことも娘にしてあげたいと思いつつ、自分のやりたいことを優先してきた自己中な私は一体、娘の目にどんな母親として映っているんだろう、と。

そして、娘が巣立つ前の夏休み、母親として足りてない部分を挽回すべく、娘との時間をいっぱい作る気満々だった私に対して、娘の態度は冷たかった。なぜなら、彼女がこの夏、一緒に過ごしたい相手は私ではなく、これから遠距離になってしまう彼氏だったから。母親として常に頼られる存在だったはずの私は、もはや彼女の視界の中にはなく、この春先に突如と現れた彼に、あっさりとポジションを奪われ、母は動揺した。

冷静に考えれば、18年間の子育てのうちの最後の数ヶ月だけ付け焼き刃的に何かをやったところで、料理くらいは少しは覚えるかもしれなけど、染み付いた生活習慣とか母親像が変わるわけがない。それなのに娘との貴重な時間を横取りされたような気になって、彼氏に嫉妬している母親の方がワケわからない人だわよね。

というワケで、理想の母を目指した私の子育て最後の夏の追い込みは、見事に計画倒れ。夢想のままに終わりを迎ました...。

でも、Y子さんにも言われました。不完全でいいのだと。完璧な親なんてNo thank youだと自分が子供の立場に立ってみればわかる。

これまでいつもそばにいて、子供のことを100%理解して、守ったり助けたりするのが母としての務めと頑張ってきたけれど、もうこれからは、子供を追わないこと。100%知らなくていいし、知ろうとしないこと。応援はするけど、口は出さない。必要とされる時以外は黙っていましょう。子離れのお約束ごと。

そうはわかっているけれど、意外にこの切り替え、難しいではないか!どうも世話を焼かなきゃ気がすまないモードが起動し始める。自分は絶対あっさりと子離れできると思っていたのに、一体どうしたというのだ?友達にも「ずいぶん寂しいんだね」と笑われる始末。

でも、ふと、こう思ったのです。子供は自分の体を通って出てきてるけど、本当は自分のものではなく、天(だか神だかわからないけど)からの授かりものじゃないかと。愛して一生懸命育てて、そしてより良い未来のために、いつか世界に返すもの。

そう思ったら、ちょっと納得できて、元気に子離れできそうです。「すみません、宿題、完璧に出来なかったけど提出します。でも一生懸命やりました!」という気分でね。そして、育てたままに巣立っていく娘でいいじゃない!と思いました。その後ろ姿に、私印がついてることを誇りに思おうよ、って。

  

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見納め。

年が明けてから、見納めに来ました。ロックフェラーのツリー。

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ティーンエイジャーの息子が、「毎年同じじゃん」と言うんですが。

ま、確かにね。。。

でも、1度も見ないでホリデーシーズンを過ごすのはかなり寂しい。...というわけで、クリスマスを過ぎても大混雑のロックフェラーに来て、お決まりの写真を撮って。

お決まりだけど、やっぱりキラキラにはワクワクさせられてしまう。

 

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今年のサックスのショーは投影から電飾に変わり、華々しかったです。

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今年は本当に暖かなホリデーシーズン。いつまでも夜のお散歩を楽しめてしまいます!

 

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花とランチ

久しぶりに親友と会うことになり、ワシントンスクエアで待ち合わせしました。
まだまだ暑い、夏休み最後の金曜日。

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キッズたちを見ていると和むわ〜。

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ランチは久しぶりに Gotham Bar and Grill に行ってきました。
ここ、いつ行っても素敵で、美味しい!しかもランチはリーズナブル。

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奥席に案内されたのですが、奥には背の高い窓がありまして、
外のお庭が眺められます。

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贅沢な時間を楽しみました。

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夏の我が家のオヤツです

子供の夏休みというのは、楽しい事もいっぱいである反面、専業の母親にとっては結構辛い時季ですよね。

いつも学校に行っている子供たちが家にずっといるってことは、まず普段との大きな違いは、3食ともしっかり食べる人たちがいる、ってことで、普段なら自分ひとりの超手抜きのお昼ご飯も、それなりに用意する必要があって(うちティーンが2人なので)、3食作って片付けて、ってやってると、キッチンに立ちっ放しでほぼ1日が終わる感じ。ふう。辛いわ。

昼食後の洗い物をしているそばから、「今日の夜ご飯はなに?」などと聞いてくる輩がいるから、もう夏休みも後半になってくると、プチっと切れそうになってしまいます。

しっかり食べさせても、あーっという間にお腹空いちゃって、すぐにおやつ求めてキッチンをウロウロし始める。とにかくよく食うのだ!

おやつも手軽な市販製品が取りあえず常備されている我が家なんですが、夏はそれがすごい勢いで消費されていくので、さすがにヤバいと思い、なるべくヘルシーに、と超簡単なものを家で作ったりしてます。

といっても、とにかく3度のご飯だけでも十分忙しいので、おやつ作りに手間ヒマかけたくない私。家にあるもので、でも取りあえず満足感はえられる我が家の夏のスナックとは。な〜んて大げさな。どってことなくて、記事にするな、って感じ。

<サワークリームとマシュマロのフワフワ> サイコロサイズのマシュマロとサワークリーム、フルーツ缶、家にあるフルーツを適当に刻んで混ぜ合わせる。

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冷蔵庫でしばらく寝かせて、出来上がり。

マシュマロとフルーツ缶の甘みがあるから砂糖不要。計量も泡だても不要!

マシュマロのふわっとした食感がポイント。

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<レモンスライスのハチミツ漬け> なんのレシピもいらない!でも、ハチミツにはこだわっていて、ニュージーランドのマヌカハチミツを我が家は使ってます。爽やかでうちの子は大好き。

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<ケールチップス> お友達がやってるのを見て、真似して作ってみたら、あっという間になくなる美味しさ。ケールの葉を適当にちぎって、オリーブオイルをスプレイして、塩ふって、オーブンでパリッとするまで焼く。

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あと、一番人気の夏のおやつは...かき氷!(写真がない!)

景品でもらったかき氷マシーンをガリガリ回すだけ。エンターテインメント性が高く、子供は大喜び。アイスクリームと違ってノン・ファットだし、暑い日にはこれに限る!

 

美味しいかな?

マンハッタンの真ん中に菜園発見!

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キャベツが育ってる!よく見ると、ミニトマトも。まだ緑色だけど。
チェルシーにあるプレップスクールの猫の額ほどの菜園です。
夏休み中は、だれがお世話するンですしょう..?

お味はどうでしょうね?マンハッタンで育ったお野菜は、ちょっと食べたくありませんね。排気ガスがいっぱいかかってそう(笑)

このプレップスクール、以前こちらのブログで、ユニークな遊具のある学校ってことで、ご紹介したこともあります。(エンパイアとクライスラーのコレ↓)

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壁画も描かれていて、かわいいんです。

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最近できたホイットニーミュージアムもちゃんと描かれてますよ。

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誰が描き加えるんでしょうね?通りかかる度に、和ませてもらってます。

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