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ねおゆうきの日々のメモ

展示のお知らせ。

この夏、Mi-Ne Sushi NY さんのギャラリースペースにて、私の写真作品を展示して頂くことになりました。

 

f:id:nyny1212:20170708155138j:plain オープニングのレセプションにはたくさんの方々にお越しいただき、楽しく賑やかな時間を過ごすことができました。わざわざお越しくださった皆さま、ありがとうございました! 
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夜は、通りからも作品が見えるのが嬉しい。

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ほんの小さな個展ですが、近郊にお住いの方、是非お立ち寄りいただけると嬉しいです。
9月1日までご覧いただけます。 展示だけのご来店でも大丈夫です。

 

Mi-Ne Sushi NY(峰寿司)

  • Hours

    7days, 12:00pm~10:30pm

    Address

    496 6th Avenue New York, NY 10011

川久保玲・コムデギャルソン展

ここ数日、真夏のようなうだる暑さのニューヨーク。
本当にニューヨークは、三寒四温だと思いきや、いきなり夏になったりする。
タンクトップと短パンを引っ張り出しました。

一昨日の午後、仕事の合間にポッカリと時間が空いたので、この前から見たくてうずうずしていたアーヴィング・ペン(Irving Penn)の写真展と、川久保玲のコムデギャルソン展を見るべく、メトロポリタン美術館(The MET)に行ってきました。見応えのあるこの二つの展示を一人でゆーっくり見てまわって、実に充実した気分。

まずは、川久保玲のコムデギャルソン展のレポートを。メトロポリタンが現役デザイナーの個展を開催するのは、1983年のイブ・サンローラン以来だそうです。日本人デザイナーが、そんな快挙を成し遂げた。なんと誇らしいこと!

一昨日のメトロポリタン。五番街に面したエントランス前。あまりの暑さに人っ子一人座っていない(笑)。

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日陰の方にはこんなに人がいるのに(笑)。

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会場入り口。賑わってます。

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白を基調に、斬新にデザインされたインスタレーション。

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面白いのは、作品が9つの相反するコンセプトでセグメントされていること。
【Absence / Presence】【Then / Now】【Self / Other】【Object / Subject】などなど。川久保玲の作品は、それらの相反する概念の"in-between"(間を埋めるもの)だとういうのだ。どちらかに定義されたものではなく、その間の曖昧で掴みどころのないゾーンにあって、限りない創造力でもって両方をつなぐもの。...だそうだ。

うーん、私のファッションデザインに対する認識と理解をはるかに超えておる。まさにコンセプチュアルアートだわ。

正直、その辺のところは作品を見てもわかったようなわからないような、でしたが、でも作品は本当にパワフル。そう、「パワフル」という言葉が一番ふさわしい気がしました。

とにかく写真を一気にアップします。それぞれ、どのコンセプトの"in-between"か、わかりますか?(笑)

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これは(↓)、【Then/Now】のコンセプト下の、Birth/Marriage/Death(生・結婚・死)という衝撃的なタイトルをつけられたもの。 

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会場には、ファッション業界人らしき人々も多く、ピープルワッチングも楽しかった。
このおばさまが、とても素敵だったの。

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こんな偶然も。
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母娘

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母の日、いかがお過ごしでしたか?

これ、数年前にNYの地下鉄の中で、そっと撮らせてもらった写真です。
母の日にちなんで引っ張り出してきました。

明らかに母娘と思われる美しい女性二人。
電車に揺られるうちに、娘の方が眠くなったかあくびをし始め、
そしてお母さんの肩に頭を預けて眠り始めました。

その時、お母さんは寄り掛かってきた娘の顔をふっと見て、
そして、そっと微笑みを浮かべて、自分もまた目を閉じました。

その時のお母さんの微笑みが、ふわっと、とても優しくて。

目を閉じて、甘えられる幸せを、母娘の絆を実感しているような、
そんな風に見えました。

大人になっても、娘は娘。
私も、こんな大人になっても、いつまでも母に甘えてる。
年老いた母も、それを無条件に許してくれている気がします。

明日は、ワシントンDCの大学に通ううちの娘が
大学1年目を終了して自宅に戻ってきます。

3ヶ月もの長い夏休みの間、
わがまま娘に振り回されるのは目に見えているけれど、
遠慮なく甘えられるのも、それはそれで、楽しみです。

花の季節

更新が月1のペースになってしまっている〜(汗)。

春らしくなって、花に浮かれているうちに4月が終わってしまった。
せめて撮った写真をアップしておこう。

まずは、ブライアントパークのチューリップ。チューリップ、大好き。

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こちらはセントラルパークのConservatory Garden。

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カーディナルを発見!

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この淡いピンクがなんとも言えない。

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Conservatory Gardenの北側にあるUntermeyer Fountain。
桜を背景に、三人の踊る乙女たちもひときわ楽しそう。

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雪のようです。

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いつまでもいたかったけど、時間が遅くなってきたので、名残惜しみながら公園をあとにしました。

 

春へ

三寒四温で、春が足踏みしているようなニューヨーク。
雨も多くてうっとおしい。
でも、ようやくここ数日で、硬かった花の蕾がやっとほころび始めました。

先月末、5回目の命日を迎えた父の遺影にも春を。

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雪のように透明感のある白になぜか心惹かれました。
チェリーピンクが、桜のような雰囲気を添えて、今の季節の変わり目のイメージかな。
これで桜が咲くのを待とう。

来週にはもっと暖かくなって、世界にパステルカラーが増えるはず。

 

この光!

3月に入ってからずっと寒くて。ここ数日は雨も続いてうんざりだった。

今日は久々の青空。
チェルシーにある某ギャラリーには大きな窓があって、
窓から差す陽差しに、春を感じた。

春だ。待ってました!

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おばあちゃんの味

先週、ニューヨークは夏時間に切り替わったとたんにブリザードに見舞われました。

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すんなり春にならないのがニューヨークだとわかっていても、3月の雪にはうんざりしてしまいます。

夫の会社も子供たちの学校も、クローズになることが前日から決定。
平日に家族が揃い、マッタリと過ごせるのは悪くない。

早くから大雪の予報が出ていたので、スーパーは数日前から激混みだった。
それを予測して、早めにスーパーに買い出しに行っておいたのは得策だったけど、買い込んでおいたはずのスナックが、雪の前にはなくなってしまうとは、読みが浅かった。

そして、雪の日に家にこもっていると、餡子が食べたくなるのはなぜだろう。
他に口寂しさを満たすものが無くなってしまったし、ぼたもちを手作りすることにした。

ちなみに、「おはぎ」と「ぼたもち」の違いがよくわからないけれど、父方のおばあちゃんちにお彼岸の頃に遊びに行くと、よく作って出してくれて、それを父が「ばあちゃんのぼた餅は絶品じゃ」と喜々としていたことが印象深く記憶に残っているものだから、だから私の中では「ぼたもち」なのだ。

今思うと、あのおばあちゃんのぼたもちは、父にとっては母の味だったんだなー。

本当は小豆から煮て餡子を作れば美味しいのだろうけど、冷蔵庫に残っていた少しの餡子で、かろうじて家族の人数分を作る。あとはきな粉で。

うーん、ちょっと見た目、イマイチ。。。まあいいや。お味はどうでしょう。

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うーん、やっぱ全然おばあちゃんのぼたもちじゃない。
「ふーん」という家族の反応も悔しい!みんな正直だー。
でも、舌はとりあえず満たされました。

考えてみれば、我が子にとっての母の味ってなんなんだろう。
そう思うと、何もないんじゃないかと、ちゃんとしてない自分のダメさ加減にまた落ち込んでしまいそうだ。

おばあちゃんのぼたもちの味を、私、目指す!

 

さて、甘いものを食べたら、しょっぱいものが食べたくなって、
何もないから、ケールでチップスを作ってみた。
ココナッツオイルとシーソルトで。ヘルシーで美味。

要は自分の食べたいもののために、なんだかんだキッチンで過ごした雪の日でした。

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