美味いターキーが焼けた!
今更ですが、11月第4週の木曜日は、サンクスギビング(感謝祭)でした。
そのときに焼いたターキーが、結構うまく焼けたので、クリスマスに焼こうかな、なんて思ってらっしゃる方がいらしたら、ご参考までに。
アメリカは、サンクスギビングに家族や親戚が集まって、ターキーを焼いて、御馳走を食べるのが慣わしです。家族・親戚がそろってお腹いっぱいになるところが、ちょっと日本のお正月に似てる。
親戚もおらず、そもそもサンクスギビングの慣習などない国から来た我々のような在米日本人などは、この連休を利用して旅行に出たりします。が、サンクスギビングの翌日から娘の部活があって、どこにも出かけられない我が家。家族だけで過ごすより、ワイワイしたい気分だったので、友達を呼んでパーティしました。
10ポンド(約4.5Kg)の小振りのターキーを買って来て、頑張って焼いてみた。
ターキー焼くの、これで人生3度目なり。
今年はNew York Timesで紹介されていた、Melissa Clarkのレシピを採用。すっごくシンプルなレシピなのに、しっとり柔らか〜く焼けて、とても美味しかったです。ゲストからも好評でした。
いつもならレフトオーバーの処理にいつまでも困るところ、今回は翌日にしてきれいになくなりビックリ。子供たちなど骨までしゃぶらんばかりの勢いでしたよ。ターキーって、どう焼いてもしょせんパサパサした淡白な肉、って思っていましたが、焼き方によってはこんなに美味しく食べられるのね、と初めて思ったです。
次回も焼くならこれでいこう!そのときのために、レシピをざっと日本語に直してみた。
Melissa Clarkのローストターキー・レシピ
1. ターキー1ポンド数 x 小さじ1/2の塩、黒こしょう大1、レモンをターキーに刷り込む。(10ポンドのターキーなら、小さじ5の塩)
2. 大きなジップロック(or ビニール袋)にターキーを入れ、ハーブ(タイム、ローズマリー、セージ各1束)とガーリック6かけをいれ、口を閉じて、1日以上冷蔵庫でねかせる。途中でターキーの上下をひっくり返す。(もし1日寝かせるなら、12時間後)
3. 焼く前の最低4時間前にターキーを袋から取り出し、表面の水分をペーパータオルでふき取って、はだかのままのターキーを再び冷蔵庫に戻して表面を乾かす。(表面をパリッとさせるため。)
4. 焼く1時間前に冷蔵庫から取り出し、室温に戻す。
5. オーブンを450°F (230℃)に温める。
6. ターキーを焼く用の深めの天板に、ドライアップルサイダーを入れる(底から1/4インチ程度まで)。そこに、ガーリック6かけ、大きめにカットしたタマネギ、ローリエ3枚を入れる。私はこれに、ニンジンとセロリをカットしたのも入れてパンに敷き詰めました。
7. ターキーのお腹に、くし形に切ったタマネギとレモン1個を詰め、ターキーの表面にオリーブオイルかバターをぬる。(私はオリーブオイルの上に、溶かしガーリックバターをぬってみた)
8. 温めたオーブンにターキーを入れ、30分焼く。温度を350°F (180℃)に下げて、ターキーの表面がこげないようにアルミホイルでカバーし、ターキーに温度計を差して、中の温度が165°F (75℃) に上がるまで1時間半〜2時間焼く。
ターキーの丸焼き、そのレシピは星の数ほどあり、事前の味付けの方法として、ハーブ、スパイスやレモンなどを入れたBrine と呼ばれる液につけておく方法と、液につけずに直接味付けするDry brineという方法があるのですが、このレシピは後者のほう。液につける方法より格段に楽。8人で10ポンドのターキーがちょうどよかったです。
そして、ターキーを買ったときにお腹に入っているネックと肝を使ってグレービーソースを作ったら、これまたイケてた。そのレシピはこちら(すっごく大雑把だけど):
グレービーソース・レシピ
1. ネックと肝をタマネギ、セロリ、ニンジン、イタリアンパセリと一緒に煮込んでスープを取り、漉す。
2. そのスープにターキーの焼汁とワインを加え煮込み、小麦粉を加えてとろみがつくまで混ぜながら煮る。
3. 身をほぐして細かく刻んだネックと肝を加えて、塩・こしょうで味を整える。
骨だけになったターキーは、深鍋でまたまた野菜と一緒に煮込んで、タップリのスープストックに。文字通り、骨の随までしっかりエンジョイした今年のサンクスギビングのターキーでした。