ヒーリング系ミュージアム
大統領選までいよいよ1ヶ月を切ったアメリカ。今週は、もっぱら先週暴露されたトランプの猥談ビデオと、日曜日に行われた第2回目のディベートの話題で持ちきりでした。
娘の記念すべき初投票が大統領選となるので、ディベートちゃんと見ておきなさい、と言ったものの、あのディベートは、はっきり言ってデベートと呼ぶに値しない、というのが私の単純な感想。市民が聞きたいのはあんな悪口の応酬じゃないでしょ。トランプの女性蔑視発言、そして相手を誹謗し、おとしめることで自分の立場を上げようとする態度は、あの場に立つ人のものじゃない。本当に呆れるわ。ほとんどエンターテイメントとして視聴しておりました。
さて、そんなざわざわしたティベート明けの月曜日、コロンバスデーでお休みだったので、久しぶりにメトロポリタンミュージアムの分館、クロイスターズに行ってきました。中世期ヨーロッパの大修道院の建築様式を模してデザインされているそうです。
回廊(クロイスター)がここの特徴。この空気感に癒される。
小さな中庭には、可憐な花がいっぱい咲いていて素敵なんです。
私にとって、その空間にいるだけで癒されるミュージアムっていくつかあるけど、そのうちの一つ。あとは、Isamu NoguchiとかDia Beaconとか、大好きです。ヒーリング系ミュージアムと呼びたくなる。
世間もざわざわしている昨今だけど、時には喧騒から離れて、ネットを絶って、こんな場所に来てみると、自分の心もざわざわしていたことに気づく。スーッと心を静めながら、短くていいから質の高い時間を意識的に持つこと、大事だなと思いました。