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ねおゆうきの日々のメモ

おばあちゃんの味

先週、ニューヨークは夏時間に切り替わったとたんにブリザードに見舞われました。

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すんなり春にならないのがニューヨークだとわかっていても、3月の雪にはうんざりしてしまいます。

夫の会社も子供たちの学校も、クローズになることが前日から決定。
平日に家族が揃い、マッタリと過ごせるのは悪くない。

早くから大雪の予報が出ていたので、スーパーは数日前から激混みだった。
それを予測して、早めにスーパーに買い出しに行っておいたのは得策だったけど、買い込んでおいたはずのスナックが、雪の前にはなくなってしまうとは、読みが浅かった。

そして、雪の日に家にこもっていると、餡子が食べたくなるのはなぜだろう。
他に口寂しさを満たすものが無くなってしまったし、ぼたもちを手作りすることにした。

ちなみに、「おはぎ」と「ぼたもち」の違いがよくわからないけれど、父方のおばあちゃんちにお彼岸の頃に遊びに行くと、よく作って出してくれて、それを父が「ばあちゃんのぼた餅は絶品じゃ」と喜々としていたことが印象深く記憶に残っているものだから、だから私の中では「ぼたもち」なのだ。

今思うと、あのおばあちゃんのぼたもちは、父にとっては母の味だったんだなー。

本当は小豆から煮て餡子を作れば美味しいのだろうけど、冷蔵庫に残っていた少しの餡子で、かろうじて家族の人数分を作る。あとはきな粉で。

うーん、ちょっと見た目、イマイチ。。。まあいいや。お味はどうでしょう。

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うーん、やっぱ全然おばあちゃんのぼたもちじゃない。
「ふーん」という家族の反応も悔しい!みんな正直だー。
でも、舌はとりあえず満たされました。

考えてみれば、我が子にとっての母の味ってなんなんだろう。
そう思うと、何もないんじゃないかと、ちゃんとしてない自分のダメさ加減にまた落ち込んでしまいそうだ。

おばあちゃんのぼたもちの味を、私、目指す!

 

さて、甘いものを食べたら、しょっぱいものが食べたくなって、
何もないから、ケールでチップスを作ってみた。
ココナッツオイルとシーソルトで。ヘルシーで美味。

要は自分の食べたいもののために、なんだかんだキッチンで過ごした雪の日でした。

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